幸運と不幸…1

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では、そろそろ自己紹介にするとしますか。 俺の名前は『月詠蛍斗(ツクヨミケイト)』 ただの高校1年生 黒髪のワックスを使って少し立たせている。 身だしなみは気にする方なのだ。 身長は170と高1にしては一般的であり、体型は痩せてもなく、太ってもいない。 本当 普通の高校生である。 朝は起きるのが苦手で、毎朝幼なじみに起こしてもらい、一緒に高校に登校している。 お前は俺のお袋か!? と、突っ込みたくなるが感謝の気持ちで抑えよう。 そんな自己紹介を済ますと七御がとある話題を出してきた。 「ねぇねぇけいちゃん この前の期末テストどうだった?」 「ん? テスト? 確か、まあまあってとこかな。学年でも真ん中よりちょい上だし。 んで、そう言うお前は?」 「へ!? あたし!? えっと… ね ……位」 七御は確かにゴニョゴニョと何か言ったが小声で聞き取れなかった。 七御が小声になるときは大抵恥ずかしい時なので、まさかと思うが… 「もしかして、下から数えた方が早い?」 七御は泣きそうな顔して 「し 下から… 二番目…」 えっと、うん。 うちの学校は一学年200人。つまり七御は199位となる。 … そう。七御ははっきり言ってバカなのである。
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