幸運と不幸…1

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しかし、このままほっておくと今にも泣き出しそうなので元気付けるように 「ま まあたまにはそう言う事もあるさ!」 「じゃあけいちゃんは、たまに下から二番目を取った事があるの?」 「うっ… な ないです。」 ヤバい。 今の七御は完璧ブルーモードだ。 この時の七御を元に戻すにはなかなか大変だ。 「いや!でも七御さん 七御さんより下がいるじゃないですか!」 「1人だけね…」 ヤバい。 今のは逆効果だったか!? どうする?どうするよ俺!? うーん… 仕方ない……アレしかない。 「七御!二学期のテスト勉強は俺が教えてやる!」 「本当…?」 「ああ本当だ。」 「でもそんな事したら、けいちゃんの勉強する時間が無くなっちゃうよ?」 「大丈夫さ!授業中に全て頭に叩き込めば。 だからそんな泣きそうな顔するな。な?」 「うん。やっぱりけいちゃんは優しいね。あたしも勉強頑張るよ!」 なんとか七御の機嫌を元に戻す事に成功した。 てか、そんな会話をしているともう俺達の通う学校。 夕陽ヶ丘高校 通称 夕高に着いたのだった。
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