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少女の微笑みはとても儚く深い哀しみをたたえていて……綺麗だった まるで“斬って”と言われているようで… 僕は何故か動けなかった だが少女が何者か分かった訳では無く、けれど僕もそろそろ帰らなくちゃいけない 悩んだ挙げ句 一緒に連れて帰る事にした 少女に一言「おいで」と言うと猫の様に大人しく着いてきた 無用心と思いつつ少女が逃げないように手首を掴む……僕はまた驚いた あまりに細い手首だったのだ 驚きながらも少女を連れて帰ると門には人影が……
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