出会い

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不思議と涙は出なかった 風が桜の花びらを舞い上げる姿がとても綺麗な晩…… 屋上から一歩足を踏み出したときふと頭に蘇ったのは私を睨む母の顔 (どうか来世では誰かから愛されますように―) ふわりと浮かぶと同時に強い風を纏う自分の体… 悠は静かに目を閉じた
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