Final Day -Epilogue-

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稼ぎに稼いだグレイサーは、納得したのか私と自分の手元に3分の1ずつ残し、残りのチップをカジノ側に寄付した。 「稼いだのはいいが、あの額の金貨を入れる方法がないからな」 そんな物理的な話はともかく。 どちらにしても、あんな量の金貨をじゃらじゃら持って歩いたら、確実に騒動の元にしかならない。 「さて、次はどこへ行く?」 「え?さすがにもう寄り道している暇は……」 「昨夜、ゼフィロスに迎えに来るよう使い魔を飛ばした。ショッピングくらいなら十分可能だ」 どうやら帰りは、行きと違って空の旅になるらしい。 空なんて飛んだことないからちょっと楽しみだわ。
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