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「そういえばマーシー。どうしてアクリアにいる?」
その問いを向けた瞬間。
マーシーの表情が信じられないものを見るかのようなものに変わった。
何か変な質問だったか?
「――アクリアに娯楽施設の案を出したのは私だよ。」
「なん、だと……」
その一言の破壊力は、知り合いならばよくわかる。
そもそも、マーシーの製作物に普通のものはない。
絶対どこか危険な部分がある。
時に、自爆スイッチだったり。
時に、使用者の生命力を食らったり。
この間のスゴロクなんて、死なない程度にダメージを負う危険性があった。
そんなマーシーが、ここの施設の建設に関わっていたというのだ。
(この街自体に、自爆スイッチがあったりするというのか!?)
なんと恐ろしい。
たとえ本当に存在していても、そう簡単に押せない位置だとは思うが危険極まりない。
「心配しなくても自爆スイッチは作ってないよ」
「そ、そうか……」
『自爆スイッチは』という含みのある言い方に少し不安が残るが、気にしてはならない。
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