281人が本棚に入れています
本棚に追加
「でも、居場所わかるのかい?」
私が突っ込んだ茶菓子を飲み込み、落ち着いたグレイサーに改めて聞いてみた。
「イヤリングから情報を読み取ればいいだろう」
そう言って私にイヤリングを突きつけるグレイサー。
自分でやる気はないらしい。
あ、でも魔力が使えないから今のグレイサーには無理か。
……都合のいい奴め。
「……これは貸し1つだよ?」
「構わん。早くしろ」
切羽詰まってるなぁ~……
ま、いいよ。
ちゃんと貸しカウントに記録しておくからさ。
.
最初のコメントを投稿しよう!