Third Day

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  ◇◆◇ 大人しく捕まっているのも飽きてきた頃だった。  ――うわぁっ!?  ――何だ、貴様!ぎゃあぁぁっ!? 「???」 入り口の向こうが騒がしい。 (助けが来た?でも、これって……) 誰かは知らないが、強い魔力を感じ取った。 しかも魔族の、グレイサーに近い闇の魔力。 普通なら、こんなことはありえない。 魔力は大まかに光や闇、炎といった属性に分類できる。 けれど、個人でその性質が微妙に違うものだ。 (どういうこと……?) 嫌な予感がして仕方がない。 .
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