Third Day

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   ――カラッ…… 嫌な音がした。 それと、強い魔術の気配。 杖をしっかりと握り締め、来るであろう衝撃に備える。  ――ドォォン……ッ! 飛んできた岩の破片をシールドで防いだものの…… 塞がれた洞窟の入口が再び開通してしまった。 「―――ここまでだな」 「万事休す……」 相手の魔力が圧縮されていく。 はっきり言って、今の私に大技を防げるほどの力は残っていない。 本当に、絶体絶命の状況だ。 けれど…… 「え……?」 思わずこぼれた声と共に私の背後から魔法弾が飛んできた。
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