Third Day

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「その剣……魔剣ダインスレイヴではないな」 「だったらどうした?」 「そんな装備で我に勝てると本気で思っているのか?」 痛いところをついてくれる。 この剣としては十分良い品だが、魔術の媒介としては役不足だ。 しかし…… 「自分の妻を置いて逃げるような腑抜けになるつもりはない」 メビウスの目が一瞬揺れた。 何か思うところがあるのだろう。 もっとも、自分の感情より任務を取る奴だ。 「――ならば1000年前の決着、今ここでつけてやろう」 杖を取り出し、本気で私と戦う体勢に入った。 「ダインスレイヴを手放したこと、とくと後悔するといい」 .
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