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「我とてこの1000年、遊んできたわけではない」
完全な不意打ちにもかかわらず、メビウスは私の剣を杖で受け止めていた。
「――そんななまくらで我が傷つけられると思うな」
杖につけられた魔石が輝き、強い衝撃波が襲い掛かってきた。
「ぐぅ……っ!」
――ピシッ!!
剣に亀裂が入りながらも、なんとか踏みとどまった。
だが、これで剣はほとんど使い物にならなくなってしまった。
武器の差は歴然。
(武器でこうまで違うとはな……)
初めてダインスレイヴを封印したことを後悔したくなった。
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