Third Day

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「我とてこの1000年、遊んできたわけではない」 完全な不意打ちにもかかわらず、メビウスは私の剣を杖で受け止めていた。 「――そんななまくらで我が傷つけられると思うな」 杖につけられた魔石が輝き、強い衝撃波が襲い掛かってきた。 「ぐぅ……っ!」  ――ピシッ!! 剣に亀裂が入りながらも、なんとか踏みとどまった。 だが、これで剣はほとんど使い物にならなくなってしまった。 武器の差は歴然。 (武器でこうまで違うとはな……) 初めてダインスレイヴを封印したことを後悔したくなった。
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