いち

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「お、おはようございまする!!旭」 『………』 「おはよー旭お嬢。旦那にぐらい挨拶してよー。ね?」 あぁ…嫌だな… 朝から… 学校に入るなり旭に声を掛けたのは旭の双子の兄、真田幸村と顔に緑のペイントが特徴な猿飛佐助だった 旭は寮に住み幸村は武田信玄と言う旭が通っているバサラ学園の教師の家に住んでいたから兄妹で会うのは学校だけだ 『……はよーございます。“真田さん”佐助さん』 「っ…」 「あー、もう!お嬢と旦那は兄妹なんだから他人みたいに言わないの!」 『…佐助さんには関係無い…』 (奪ったこと…知らない…) 幸村をじっと見た後、旭は教室に向かって行った (佐助…双子なのに旭の考えていることがわからぬ…) (そりゃそうでしょ;旦那は旦那で旭お嬢は旭お嬢。双子だからって以心伝心が出来るわけでもないんだからさ) (うむ…) (差別されるのが嫌い…でも結局私も差別している…自分が嫌になる)   
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