02 鉄人と銀髪と保健室

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グラウンドの近くの小さな建物。周りが緑に囲まれてて、気持ちが良い。つい長居してしまう癒やしスポット、保健室。 「江間先生居ますー?」 玄関の脇にある、スリッパに履き替えつつ声をかけてみる。 返事なし。 内側のドアを開けると案の定居ない。 勝手に持ってく訳にもいけないし、てか痛み止めがどこにあるか分からないし。 窓から風が入ってきて、淡い水色のカーテンを揺らしている。 気持ちいいなー。 って気分もつかの間。 ギュッとお腹が痛む。 まったく私への挑戦だろうか。 とっとと降参することにした。 江間先生が戻るまでベッドで寝させてもらおう。
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