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-学校・校門前-
なんとか学校に到着した3人だったが、弥生は学校を見て呆然としていた。
「どうしたの?弥生ちゃん」
「いや、やっぱり高等部は凄いな~って思って・・・」
「まぁ、そうね」
「うん・・・。それじゃあ、私、掲示板見てくるね」
新入生の弥生は姉たちと別れ、1人、他の新入生がいる場所に向かった。
「うちも2年の掲示板に行ってくるね」
「気をつけるのよ」
「分かった」
-1年の掲示板前-
多くの新入生が親とクラス分けを見ている中、弥生は1人でクラス分けを見ていた。
「えっと、私は・・・「あ、C組だ」」
自分の名前が書いてあるクラス名を言った瞬間、隣の男子を声が重なってしまった。
「ご、ごめんなさい」(汗)
「いえ、私も・・・」
突然のことに2人は戸惑ってしまい、黙り込んでしまった。
戸惑ってしまった2人だったが、先に弥生が口を開いた。
「私、梅ノ原弥生。キミは?」
「え!?ぼ、僕は十河リクオ」
「十河君か、よろしくね」
「う、うん」
弥生にとって高校生初めての友達が出来た瞬間であった。
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