第1話

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-学校・校門前- なんとか学校に到着した3人だったが、弥生は学校を見て呆然としていた。 「どうしたの?弥生ちゃん」 「いや、やっぱり高等部は凄いな~って思って・・・」 「まぁ、そうね」 「うん・・・。それじゃあ、私、掲示板見てくるね」 新入生の弥生は姉たちと別れ、1人、他の新入生がいる場所に向かった。 「うちも2年の掲示板に行ってくるね」 「気をつけるのよ」 「分かった」 -1年の掲示板前- 多くの新入生が親とクラス分けを見ている中、弥生は1人でクラス分けを見ていた。 「えっと、私は・・・「あ、C組だ」」 自分の名前が書いてあるクラス名を言った瞬間、隣の男子を声が重なってしまった。 「ご、ごめんなさい」(汗) 「いえ、私も・・・」 突然のことに2人は戸惑ってしまい、黙り込んでしまった。 戸惑ってしまった2人だったが、先に弥生が口を開いた。 「私、梅ノ原弥生。キミは?」 「え!?ぼ、僕は十河リクオ」 「十河君か、よろしくね」 「う、うん」 弥生にとって高校生初めての友達が出来た瞬間であった。
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