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-2年の掲示板前-
「今年はどこのクラスかな?」
上機嫌な卯月は掲示板の前に辿り着いた。
「卯月!」
すると、遠くから卯月を呼ぶ声が聞こえた。
「あ、おはよう!雪」
「おはよう」
卯月に話しかけてきたのは友達の雪沢沙織。
卯月とは1年生からの友達で唯一卯月についていける少女である。
「今年も私達、同じクラスだよ!」
「えっ、本当!?ヤッター!」
今年も同じクラスであった為、2人は喜んだ。
ドンッ!
「キャッ!」
「雪!?」
2人が喜んでいる中、図体の大きい男が沙織にぶつかってきた。
その衝撃で倒れてしまった沙織に卯月は近づいた。
「雪、大丈夫!?」
「う、うん」
「そんな所にいるんじゃねぇよ、邪魔だ」
男の言葉にキレた卯月は立ち上がり、男の前に立った。
「ちょっと、謝ったっていいじゃない」
「はぁ?何言ってるんだ?」
「だから、謝りなさいって言ってるのよ!」
卯月は何としてでも謝らせようと、男に説教を始めた。
しかし、男が不良で2年の中で一番強い事を卯月は知らなかった。
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