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「そんな武器がホイホイと見つかるか!」
ジェイドのツッコミが炸裂した。
そもそも帝国の剣の質は全体的に高い。
支給品でも他国のそれを上回る。
いくら物が集まる港町ラングとはいえ、スカーレットの短剣クラスの武器など、ほとんどないだろう。
「――その短剣クラスの武器なら、なんでもいいのか?」
一通り武器屋の武器を見回したらしいカノンが、スカーレットに尋ねた。
「片手で持てる剣なら問題ないな」
「なら、あのサーベルなんてどうだ?」
カノンが指差した方向には、確かにサーベルが飾られていた。
ただし、どうにも値段が高い。
普通のレイピアの値段が180Gに対し、そのサーベルは10000Gである。
「高すぎやしないか?」
「そいつは特別だからな」
声をかけてきたのは、カウンターにいた店主らしき人物だった。
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