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「これだな」
発見した魔剣ダインスレイヴは、クリスタルの中に閉じ込められた上、頑丈な鎖で地面に繋がれていた。
「この封印、どうやって解くの?」
「慌てるな。親父が俺を連れて行かせたわけだから……」
ジェイドがクリスタルに手を伸ばす。
クリスタルに触れた瞬間、中のダインスレイヴがほのかに光りだした。
ガシャンと音を立てながら鎖が外れ……
――ピシッ!ビキビキ……!
ジェイドが触れたところから亀裂が入り、クリスタルが崩れ落ちていく。
最後のかけらが落ちた時には、ジェイドはダインスレイヴを手にしていた。
「やったね、ジェイド!」
「ああ。さっさと帰るぞ」
来た道を戻り、二人はその空間から脱出した。
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