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「ここは私の家よ。家というか地下だけどね。」
「さて、タケル。あなたは今、噂になってる連続猟奇殺人事件を知ってるかしら?」
カトリーヌは今話題のニュースを猛に聞いた
「知ってるけど、それは今関係あるの?」
「関係有るから話してるの。」
「あの事件の犯人はタケルの御両親を殺した犯人と同じよ。」
突然の事実。
だが、人間業とは思えない方法で殺された両親。
同じ様に無惨に殺されている被害者達。
「僕にどうしろと?」
疑問をぶつける。
だが、答えは分かっていた。
カトリーヌは言う。
「あなたに戦ってもらうわ。仇を討たせてあげる。」
タケルにとって、救いの言葉か。
または破滅への言葉か。
猛は言う。
「僕はやるよ。父さん母さんの仇を取る。」
それは幼少の頃に憧れたTVのヒーローと同じ言葉。
猛が憧れた
猛が夢見た
猛が希望を抱いた
ヒーローと同じシチュエーション。
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