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「えっ…ここに住むの?僕が?なんで?」
猛は突然の同居宣言に戸惑った。
「そりゃ、タケルの身体は特別だから。面倒見るのは当然でしょ?何より奴らが現れた時に咄嗟に動けないもの。」
何を言ってるんだと言わんばかりに猛に説明する。
「安心しなさい。御両親の仏壇と必要最低限な物は持ってきてるわ。」
「用意が良いね…」
なんだか疲れた様に呟いた。
「じゃ、さっさと上着を着て。私以外の奴らを紹介するから。」
慌てて上着を着てカトリーヌについて歩く。
「他の人って、どんな人なの?」
階段を登りながらカトリーヌと話す。
「はっきり言って変人ね。頭のネジ3本位抜けてるんじゃないかしら。」
「それって大丈夫なの…」
不安がどんどん大きくなっていった。
「変人だけど悪い奴じゃないわ。訳有って集まってるし。あなたを助けるのに手伝ってくれたのよ。」
「う…ごめん…」
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