災禍

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苦笑しながら   狐さん 真琴さん   と、登録し直し携帯を仕舞った。   休み時間の終了を知らせるチャイム。 それを聞き、各々が自分の席に戻っていく。   「また後でね、タケル。」 猛とは少し離れた席にカトリーヌは戻り、授業の用意をする。 猛は窓際の一番後ろ。 周りに知り合いは居ない。 自分の前に座る男子が猛の方に振り向き 「なぁなぁ、あんたカトリーヌちゃんと仲良いな。」   銀縁眼鏡をかけた少年が猛に話しかけた。 「俺は島野 友基ってんだ。友基で良いよ。」 「とも…き君?」 いきなり喋りかけられ猛は焦る。   「君はいらないって。アンタ年上だろ。」 笑いながら喋りだす。 「カトリーヌちゃんって男子と余り喋らないからな。珍しいんだ。昨日のアンタを殴ったのも驚いたけどな。」   意外な事実。 カトリーヌは余り男子と喋らないらしい。
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