災禍

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家に到着し、すぐ狐の元に行く。 「こっちだ、猛君。」 連れて行かれたのは、昨日、真琴が出てきた扉。 扉を開けると一つの部屋がある。 そこに真琴は居た。   「あ~お帰りなさい~。ちょっと待ってね~。」 と、相変わらず間延びした喋りで壁にある照明スイッチを押す。 ここで間違っていけないのは、スイッチは押したが、押したのはプレートごとである。 プレートは奥に押し込まれると、壁に通路が現れた。   「こっちですよ~。」 通路は地下に繋がる階段。 ワンフロア分降りた先に、かなり広い部屋があった。 まるでそれは秘密基地の様に。 部屋には様々な機械やパソコン、そして大きな液晶モニターがあった。   「ここは怪人の監視、追跡をする部屋だ。君の頭はここから出した指令や音声、映像を受信できるようになっている。言わば、指令室だな。」
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