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「あの…僕、免許無いんですけど…」
「その点は大丈夫だ。君を改造した時に運転の仕方は頭に入れてある。」
「まぁまぁ~とりあえず~鍵を挿してみてください~。」
真琴に言われるまま鍵を挿す。
すると、キュゥーンと機械が立ち上がる音がして
『おはようございます、マスター。』
バイクが喋った。
「っ!?」
「これは人工知能を搭載してるの。運転も殆どこれがしてくれるわ。」
『カトリーヌさん、私にはグリフォンと言う名前があるのですが。』
グリフォンと名乗ったバイクが猛に話しかける。
『大和 猛さん。あなたが私のマスターです。そのように作られました。あなたがするべき事を私は理解しています。さぁ、私に乗ってください。あなたを戦地へと運びましょう。』
震えながら猛はグリフォンに跨がる。
「猛君!お面お面!」
と、慌てて狐にお面を顔に着けられた。
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