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すんでの所で怪人は避ける。
「チッ…避けんなよ。」
「ガァァァッ!」
怪人は猛に飛びかかる。
が、しかし
突き出した左手に頭を掴まれ地面に叩きつけられた。
「お前、俺が誰かって聞いたな?どうせ今ここで死ぬんだ。教えてやる。俺の名は…」
「災禍」
「サイ…カ…サイカァァァ!」
怪人は目を見開き爪を伸ばした。
「おっと。」
素早く頭を離し、怪人から距離を取る災禍。
「ハハッ元気だねぇ。」
災禍は地面を殴り、アスファルトを砕いた。
「肩慣らしだからな、能力使わせてもらうぞ。」
砕いたアスファルトを掴み
「ふんっ!」
分解・再構築されたアスファルトは拳銃へと姿を変えた。
「オラオラァ!避けなきゃ当たるぞ!」
周りにはまだ避難していない一般市民が居る。
だが、災禍には関係無い。
流れ弾が当たろうが、死のうが、弱い奴が悪い。
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