災禍

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「…帰るぞ。」 『了解です、マスター。』 グリフォンに跨がりエンジンをかける。 タイヤを鳴らし、去っていく災禍を男の子はずっと見つめる。 ヒーローとして見ているのか。 ただの災厄と見ているのか。 それは誰にも分からない。   「グリフォン、後は頼む。」 そう言って災禍は変身を解き、猛の姿に戻る。 気を失っている猛を落とさないように、グリフォンは走る。 三人が待つ家に向かって…
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