14人が本棚に入れています
本棚に追加
辺りに響くバイクの音が聞こえてきた。
「帰ってきたみたいね。」
「あいつは災禍…と、言ったか。自分を災いと名乗るとはな。」
狐は苦笑しながら真琴に視線を向ける。
「私は~名付けてないですよ~?猛君の内に在る破壊衝動を~利用した変身システムではありますが~。」
「災禍~あの子は自らの意志を持っているみたいですね~。」
話を区切り、三人はグリフォンの元に向かう。
向かった先では、猛がグリフォンに跨がったまま気を失っている。
「まぁ、初めての変身にしては上出来ね。キツネ、タケルをベッドに移しておいて。マコトはグリフォンの点検をお願い。」
「あいよー。」
「わかりました~。」
カトリーヌは二人に指示を出し、先程の戦闘動画をもう一度見る。
最初のコメントを投稿しよう!