14人が本棚に入れています
本棚に追加
「口答えするんじゃないわよ。いい?私はあんたの事を思って言ってるの。初っ端から知らない顔の奴がクラスに居て鬱オーラ出されたら、たまったもんじゃないの!明るくしなさい。ダブッてようがあんたはクラスの一員になったのよ、進級したらまた同じクラスになるのよ。だから笑いなさい!」
口早に言った後、少女は笑った。
綺麗な笑顔だった。
「私はカトリーヌ。城島カトリーヌよ。ちなみに城島さんって言ったらぶっ飛ばす。」
そう言って握り拳を見せる。
「僕は大和 猛です。えと…カトリーヌさん…」
必要以上の事は言わず、それだけ言った。
「タケルね!これから一年間よろしく。」
そう言って、勝手に右手を捕まれた。
一方的な握手であるが、猛は嫌な気持ちがしなかった。
最初のコメントを投稿しよう!