14人が本棚に入れています
本棚に追加
「修羅場ってましたね~」
先程の剣幕すらなんのその。
真琴はいつも通りのほほんとしていた。
「はぁ~…真琴はタフだな…」
「ああなる事は予想してましたから~」
ため息一つ、狐はカトリーヌに向き直り
「どうすんだ?猛君、もう俺達とは協力してくれないかもよ。つかお前、言い方考えろよ!」
「…そうね。反省してるわ。でもタケルは結局戻ってくるわよ。…あの人が裏切れる訳無いじゃない…」
後半はボソッと、誰にも聞こえない声で呟いた。
「…とりあえず飯にするか。」
「そうですね~。猛君もお腹空いたら帰ってきますよ~。」
「犬かよ…」
三人は思い思いに夕食の準備に取りかかった。
狐は献立を。
真琴は次の能力の開発を。
カトリーヌは猛が帰ってくると信じて。
最初のコメントを投稿しよう!