憧れの代償

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「人間関係でちょっとね…」 「ま、悩みは誰にでもあらぁな!」 そう言って、友基はは歩き出した。   「俺は帰るわ。あんまプラプラしてると他の奴に見つかるぜー。」 「うん、また明日。」 言って猛は気付いた。   (明日か…とりあえず荷物取りに帰ろう。)   カトリーヌの家に足を向ける。 一歩一歩が重く、歩みも遅いが、確実に。 例え騙されたとしても、一瞬でも夢を見させてくれた三人に礼と決別を伝える為に。
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