―かわらない日常―

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「…亮、と言ったか。早く帰りたいのならば、姫が我が妃となれば良いのだ。……どうだ?我に協力しないか?」 「…んー…ヤダ♪」 「ほぅ…なぜ?早く帰りたいのだろう?」 「確かに早く帰りたいけど、姫さん追いて帰れないし、あとあんま俺にしつこくしないでね?…短気だからさ」 そういってニヤリと笑う顔は心底楽しんでいた。…たぶん。 「姫さん!逃げるよ!」 「えっ!?あっ うん?」 彼の手を握った瞬間… 「待て」 久しぶりに聞いた。
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