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「…なんだ蒼蓮」
彼、私のことを追っていた男、蒼蓮が呼び止めるのは、非常に珍しいことだった。
「一つ、賭けをしよう。これから私は5人の刺客を一人ずつ姫の元に送ろう。…5人全員倒せたらそなたの勝ち。もし倒せなかったら姫は私のものだ」
「…ルールはあるの?」
「否」
否……否、と彼は答えた。つまり、相手を5人殺せば私の勝ち。…殺されれば、負け。
「…良いわよ。受けてたとうじゃない!!」
「…ルールがないってことは、いくら仲間を増やしてもいいってことだよな♪」
「ああ。好きにしろ。じゃあな」
そういうと彼の姿が闇に溶ける。
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