第一話 出会い

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今宵は満月… 私はまた、この城から出れへんかった… あの人は何がしたいねん… ザワッ 『追うんだ!』 ダンッ! ?「オレは捕まらへんで!!」 白石蔵ノ介(15) ストッ 白石「こんな場所に部屋?」 沙羅「誰や…?」 沙羅は白石のほうを向いた。 白石「アンタ…」 沙羅「ここの姫や。今は、監禁され中や。」 白石「監禁?」 ガタっ 白石「ヤッベー!見つかる」 沙羅「こっちや!」 グイッ 白石「!!」 ガラッ 『沙羅姫様!』 沙羅「はぁ…何事や?」 『今、城の中に何者かが侵入しました!』 沙羅「放っておけや。そのうち、諦めるやろ…」 『はっ』 そういうと、商人は部屋から出て行った。 沙羅「もう、平気やで。ボウヤ」 ストッ 白石「よかったんか?」 沙羅「ええよ。私、この国のやり方には反対やし。」 白石「そう…ですか」 沙羅「それにしても、アンタ…異国人やろ?」 白石「!!」 沙羅「瞳が赤い」 白石「なん…で…」 沙羅「私も異国人や。目、赤いやろ?」 白石「あ、ホンマですね…」 沙羅「クスッ」 白石「あ、そうや…監禁されとるんやったら、オレと行きません?」 沙羅「え?」 白石「放っておけません。アナタの事」 沙羅「なら、お言葉に甘えて…」 白石は沙羅をお姫様抱っこをした。 ヒョイッ 沙羅「きゃぁ!」 シュンッ ストッ 沙羅「外に出たん…久しぶりや」 白石「そんなに監禁されてたんですか?」 沙羅「もう、4年は」 白石「そうですか…」 沙羅「あ、自己紹介…まだやったな?知念沙羅言うん。18歳」 白石「オレは、白石蔵ノ介。15歳」 沙羅「と、年下だったん!?ごめん」 白石「何で、謝るん?全然気にしとらんよ」 沙羅「でもなぁ…」 白石はクスッと笑った。 白石「あ、そろそろ着きます」 続く
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