バック・トゥ・ザ・クリスマス

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「いらっしゃいませー!来てくれてありがとー」 ニカッと笑って沙織さんの隣に腰をおろした。 沙織さんはすでに煙草を吸いながら、俺をチラ見する。 「あんたが来い来いうるさいから、しょうがなく来てやったわよ」 煙を吐き出しながらダルそうに話す沙織さんは、薄暗い店内でなんだか艶めかしかった。 ……ほんと、黙ってれば美形なのにな。 心の中でポツリと呟いて沙織さんをまじまじと見つめた。
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