バック・トゥ・ザ・クリスマス

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「今夜は、これで解散だけど。その分、明日……ってことで、どうだ?」 結城の頬に触れていた手を横にずらし、そのふわふわの髪の毛に指を絡める。 以前、結城はごわごわのくせっ毛だと気にしていたけれど、俺は触り心地がいいと思う。 明日でどうだ?なんて、駄々っ子をなだめるような口ぶりで提案したけれど、本当は俺が、明日も一緒にいたいだけなのだ。 こんな気持ち、結城に感づかれでもしたら、メンツが立たない。 けれど俺の心配は全く要らぬもので。 「はい!」 結城は俺の提案に分かりやすく喜んで、何度も何度も頷いた。 その、感情むき出しの仕草。 嬉しいことは嬉しいと、素直に表現するところが、結城の魅力の一つ、だよな。 自然とほころぶ顔をそのままに、俺は結城のおでこに口づけた。
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