マスターへの道

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「テメェ、岩校の川浪だよな」 「調子こいてるらしいじゃん、いっぺんオレらに殺されとく?」 「こいつマジきめぇ!本気ぶっ殺してぇ~」 俊也は、男たちに囲まれた。 1人の男が、ナイフを出した。 「これ、ぶっ刺しちゃおっかな~」 「ヒッヒッヒーィ!」 「マジ逃がさねぇかんな」 『あの・・・』 「ああああん?なんだテメェしゃべんなゴラァ!!!」 ドスンッ!!! 右ストレートが、男の顔面に入った。 俊也の右ストレート。 「テメェふざけんなオラァ!!!」 仲間の1人が俊也をめがけて殴りかかろうとした。 『俺、お前らみたいなカス相手する気ねーから。』 右後ろ回し蹴り。 相手の顔面に入った。 『あー、だりぃ。さっさと帰るつもりだったのによー』 ひざで腹を蹴る。 倒れる。 足で頭を蹴る。 俊也は絶え間なく蹴りつけた。 「おい、コイツ思ってたよりやばくねぇか???」 「ナイフ使えナイフ!!」 「い、いや、これ使ったら人殺しっしょ・・・まずいって」 「ヘタレがゴラァ!!」 『俺もう帰るわ。夕飯食うし』 「ふざけんな!!」 男の1人が、空きビンで頭に叩きつけようとした。 俊也は、思いっきり相手の足を踏みつけた。 「痛ぇぇぇぇ!」 ビンが地面に落ちる。 パシャーンと音が鳴った。 『お前、ビンは反則だろビンはよぉ』 「やべぇ、逃げようぜ!!」 「お、おう・・・」 「テメェ新藤さん呼ぶからなオラァ!」 「いいから、行くぞっ」 俊也は、ビンの破片を見つめる。 『危ねぇなー。ケンカ弱いなら絡んでくんなや・・・』 「うぅ・・・」 男の1人は、逃げられず倒れている。 『お前も早く飯食って寝ろよ。』 『あー、腹減った。』 俊也は、そのまま家に帰った。
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