インターネサイン調査報告

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数年前、世界を襲った特攻兵器、及びその半年後行動を開始した兵器―パルヴァライザー―の管理を行う自律型コンピュータ、インターネサインの現段階での調査結果をまとめる。 1.機能 その機能は多岐にわたり、特攻兵器生産プラントの管理を始め、同兵器に対する攻撃司令、パルヴァライザーの統括生産機構としても機能するもよう。 施設中枢の壁にて六つの損傷が確認されたが、生き残ったレイヴン曰く「オペレーターが熱源を確認と言ったから壊したら機能が停止した」とのことから施設にエネルギーを送っていた可能性がある。また、中枢の中心部にエネルギーを送るシステムがあり、永久、または永久に匹敵する機関が存在する可能性がある。 損傷には自衛用のレーザーが確認されたがレイヴン曰く「飛ぶと凄い精度だが歩くと掠りもしなかった」とのこと。一定の速度以下では精度が下がる、逆に一定の速度以上では精度が上がる、などと説は立てられるが余りに現行の技術とは掛け離れている為、仮説の域をでない。 2.目的 インターネサインはエネルギー機関、自律型コンピュータを始め、多数のオーバーテクノロジーが搭載されているため旧世代の人類が造ったと思われる。しかし、目的に付いては完全に不明である。インターネサインが製造した特攻兵器は無差別は降り注ぎ、パルヴァライザーは最終的には「現行の兵器では太刀打ち出来ない兵器」を目指している。まるでアニメの悪役のようだが目的は「人類の抹殺」としか言いようがない。旧世代の人類がこの考えに至った理由はわからないが、戦争に疲弊した人々が造った、戦争のための切り札が暴走した、など人工物のため何らかの形で戦争が絡んでいると思われる。 3.結論 現段階ではわからないことが多いが、オーバーテクノロジーの塊であるため不明な点が多く、調査は慎重にやるべきである。なぜならかつてのキサラギが感情のままに調査したため、インターネサインは再起動したと言えるからだ。
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