任せてトゥデイ

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 クラス表を見ると、俺と峰が五組で、鞘が一番遠い一組だった。 「峰、オレと名前を変えてくれ」 「いや。オレは刄のことが好き。だから譲らない」  そんなに俺と同じクラス希望したりするものなのか? いや、俺が極力この二人を避けたいってのもあるんだけどね。  中学では、男子の嫌われ者の原因だったしな。まあ、慣れたから無理に避けたりはしない。あくまでも、自然に避けたい。  仕方ないから、俺と峰は五組に向かって行った。鞘が文句を言っているようだが、今更意味のない抗議だ。 「オレの嫁は、オレの嫁。お前の嫁は、オレ」 「頑張ってジャイアニズムを語ろうとして失敗したな」  俺が肩に手を乗せて慰めてやると、俯いた峰は、ちょっと嬉しそうに笑った。 「よし、新しい教室に入ろうぜ」 「うん。ゲフンゲフン」 「なぜそこでそれを使う?」
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