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私の名前はひまり
出会いは二十歳の頃
キャバクラに入店した一週間後の事だった。
7才年上の竜太さんには
担当キャバ嬢もいて
結婚もしていた。
第一印象は、明るく楽しく
可愛い人という好印象だったが
特に特別な感情があった訳ではなかった。
竜太さんはちょくちょく
お店に顔を出しては
楽しそうにはしゃいで
いつも笑っていた。
ある頃から
頻繁にお店を訪れるようになり担当の女の子以外に数人を指名するようになったので、話す機会がだんだんと増えていった
けれど、そんな竜太さんの心境の変化が気になる事はなかった
そんなある日、担当の女の子に
「ひまちゃんの笑顔見てると 癒されるんだって」
竜太さんを前に言われた瞬間
言われなれてしまっていた
一言なのに…
何故か無性に照れくさくて…
おちゃらけて
誤魔化した。
きっと
この時に私は
もう竜太さんに恋をしていたのかもしれない…
そして、好きかも…
という感情を竜太さんから感じていた事に、だいぶ年月がたってから気付く事になる…
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