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て書けばいい?『私、今知らない女の人の家にいるんだ。しかもその人死んでる。炭酸うまー』とか?頭でもイかれたと思われる。
っていうか、私の席はどうなってるんだろう。空っぽ?それとも別の私がいる?あるいは時間が止まっている?個人的には、二番目がいいな、あとからノート写すの面倒だし。
それからしばらく特にすることもなくて、座り心地がわりあい良いソファでばっふんばっふんしたり、ポケットの中に入ってたリップを塗り直したり、セーターの毛玉を取ったりして過ごした。途中何回か、やっぱり気になって女の人を見に行ったけど。いつみてもその人は完璧な死体で、ただそこで死に続けていた。
と、四回目の死体見学(実際にそんなものが学校であったりしたら、教育委員会は黙ってないだろうな)のあとソファに帰還したら、携帯のライトがぴかぴか光って変化を知らせていた。
『マジ暇だよぉー。途中でどこ行ったの?トイレ?』
友達からの返信も、なんとも平和そうっていうかまるっきりいつも同じで噴いた。そして、そうか、私は今向こうにはちゃんと居ないんだなって、新たな情報をGETした。
『ちょっと頭痛くて保健室なう(笑)ベッドで寝てるよ』
パコパコ、送信完了。
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