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act.2

『生きとるはボケ』

まだコントを続けてるこいつらに突っ込みを入れた

せやないと
終わらん

『はよ喋れや』

『お前遅いねん』

軽くキレてる二人

何で俺が怒られなあかんのや

『なぁ、はよ帰ろうよー』

ぷーさんを抱いたままの内が振り返りながら俺に言った。

ほんまにこいつは‥

黄色い熊より可愛ええんやないか？(笑)

『せやな、帰ろかぁ』

『わーい、亮ちゃん行こっ』

『なんやねん』

内は立ち上がり亮を連れて先に車へ向かった

亮は嫌そうな顔しとったけど

あいつも内に弱いから逆らえんのやろな

『ほら、お前らも帰るで
大倉起きんかい』

『…………』

『帰ったらカレーや』

『帰るわ』

長年やってると覚える

でも大倉に飯なかったらどないなるんやろ

一番怖いんとちゃうか？

章『丸ーもう帰るで？』

隆『ほひほーはは(ごちそーさま)』

やっぱ安や。

こういうとき頼りになる

章『そんな食べてご飯入るん？』

隆『入るやろ』

章『そんなら残したら許さへんよ』

隆『え‥』

なんか軽くブラック安田が見えたなぁ

たまに出んねん

ちなみにご飯はいつも安が作ってくれとる

『おい雛、シカトすんなや』

『ほんまや!』

あーまだうっさいのが居ったで

信『なんや？』

裕『もっと突っ込めや、俺ら二人寒いやんけ』

す『お前をそんな風に育てた覚えはない』

信『俺は疲れてんねん、はよ帰んで』

俺、ひどいと思った？

いつもこんなんやから気にせんでええ

『しゃあない、すばるの奥さん行きましょ』

『話しになりませんね、横山の奥さん行きましょ』

また二人でコントしながら出てった

よう飽きんなぁ

『俺も行こ』

メンバーが出たあと俺は最後に出る

でもな、毎回来んねん

『村上くーん』

ほらな(笑)

『やっぱりあった、きみくんの携帯に時計…あ、たっちょんも忘れてるやん』

『いつもありがとな』

安はこうしてみんなが忘れ物してへんか楽屋を見回ってから帰る

どんだけお人好しやねんって思うけど

安が言うには

“ええねん、好きでやってることやから”

それを笑顔で言うからな

ほんまにようできた子やで

どっちが年上か分からん

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