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あれは風が気持ちいい
爽やかな日のことだった
比「失礼。晴川真果さん…ですね?」
彼はとても優しくて
委員会の仕事もこなし女子からも人気があるテニス部の柳生比呂士くん…だよね?……あってるハズ
友達が言ってた…
クラスが違うから話すのは初めてなんだよね…
『うん、…そうだよ?』
比「少しお話があるので、私の所属するテニス部の部室まで来ていただけませんか?」
うわ、丁寧だなぁ…
まぁ柳生くんのことだから別に悪い話とかじゃないと思うし…
『わかった。』
比「ありがとうございます。突然で申し訳ありません。では、こちらへ。」
そういうと柳生くんは
私を優しくエスコートして案内してくれた
比「さぁ、先に中へ。」
柳生くんは扉を開いてくれ
私を先に中へと入れてくれた
中にはテニス部部長の幸村精市君がいた
…バタンッ!!
…バタン?
後方で扉が勢いよく閉まる音がした
……え…?
『…柳生くん?』
そこに柳生くんはいなかった
『ちょ!?何で!?どーなって……柳生くん!?』
何度も扉を開けようと試みるがビクともしない
幸「無駄だよ。外側でレギュラー全員が必死に押さえてるから。」
全員て……
しかも必死にて…
幸「君を此処に連れてきてもらったのは、僕から……いや、レギュラー全員から頼みがあるからなんだ。」
柳生くんだから
ついてきたのに……
でも幸村君も優しそうだしいっか
『えっと…何かな?』
幸「実は……」
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