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学校にて。
キンコーンカンコーン―‥
帰りのHRのチャイムが鳴った。
楓『いよいよ明日やね』
桜『ほんと、楽しみ!』
楓『準備も決まったし、あとは明日になるのを待つだけ~』
桜『明日は12時に出発だっけ?』
楓『そうそう、向こうに着くのは1時くらいだから、そこからグッズとかも買おうか』
桜『OK~』
明日の話に
花を咲かせていると、
担任の御堂先生が近づいてきた。
スラッとした細身の体型で
スーツがよく似合うイケメン先生。
25歳とは思えないくらいとっても落ち着いていて
話し方は生徒にも敬語なんだよね。
御堂『愛川さん、木村さんお帰りですか』
桜『あ、御堂先生』
楓『そうですけど‥』
桜『何かあったんですか?』
御堂『それが‥明日の件で、すみませんが私のお手伝いをお願いしたいのですが‥』
桜『え‥?』
楓『なぜ私たちが‥』
御堂『我が校の秋の学園祭に向けて少々準備がありまして‥愛川さんと木村さんは担当の係でしたので』
桜『はぁ‥』
楓『えっと..何時に終わりますか?』
御堂『4時くらいには終わる予定です』
桜『4時?!』
楓『向こうに5時過ぎか‥ギリギリだね』
桜『着替える時間ないね』
御堂『すみません、何か予定がございましたか?無理には頼みませ‥』
桜『い、いいよ!』
楓『御堂先生にはよくしてもらってるしねっっ』
桜『先生、何時から?』
御堂『すみません、ありがとうございます。では、12時にお願いしたいのですが』
桜『はーい』
楓『分かりました』
御堂『それでは、私は失礼します。お気をつけて』
2人『さよなら―』
桜『間に合うかな?』
楓『大丈夫!うちらなら』
桜『そうだよね』
それからあっという間に次の日になり..
私達は雑用をこなした
全ては∞の為。
少しでも早く終わることだけを考えた。
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