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郵便局の次元敷地内にある建物は、一つの塔を囲むように二重の円をかいているんです。
え?次元敷地内を御存じではない?
そうですね……この次元にはこの郵便局しかないのです。
よってこの次元は郵便局の私有地となっています。
その次元にある敷地なので次元敷地と私達は呼んでいるのですよ。
さて、話を戻しましょう。
建物同士の繋がりは渡り廊下のみとなっております。
円と円の間は地面が低くなっており、地下三階まで剥き出しの状態になっております。
ああ、勿論地下も地上同様、渡り廊下で繋がっていますよ。
ただ地下は地下同士でしか繋がっていません。
渡り廊下でも、階段でも、地上と地下は繋がってはいけないのですから。
え?あぁ、言ってませんでしたね。
外側の建物は地下三階から地上四階の計七階。
内側の建物は地下四階から地上四階の計八階。
真ん中の塔は地下五階から地上七階の計十二階。
凄いでしょう?
私もどうやって建てたか定かではないのですが、何でも数千年の歴史をもつとか……
信憑性はないですけどね。
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