つき

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病室の扉が開き、中に学校帰りの一樹が入ってきた。 「調子はどうだい? 魅月」 「兄さん....僕は相変わらずの調子だよ」 「そうか....あ、そういえば今日な、調理実習があったんだ」 季節は6月一樹と魅月はもう18歳になろうとしていた。 「そうなんだ。兄さんは何作ったの?」 一樹は鞄からティッシュ箱の半分程の箱が取り出された。
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