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MARIONETTE
可哀想なお人形。
さぁ、笑っておくれ?
可愛い私のお人形。
さぁ、お返事は?
どうしたの?さぁ、言葉に従って。
君は私の操り人形。いたいけなマリオネット。
さぁ、笑って。
さぁ、返事を。
どうしたの?私の命令が聞けないのかい?そんなはずはないだろう?
君は私に従わなければならない‥‥。わかるね?
‥‥そう、それでいい。
二度と馬鹿な考えは起こすものじゃないよ?
その時はきっと、私は怒り狂って君を壊してしまうかもしれない。
あぁ、でも私は君に愛着があるから‥‥。
私の手で、はなく‥‥君に自分自身を破壊しろと言ってしまうかもしれない。
どうしたの?そんなに怯えて?
私が恐ろしい?私が怖いんだね。
こんなにも君を我が子のように愛しているのに。
そんなに震えないでおくれ。
そんなに怯えた瞳を向けないでおくれ。
私はとても悲しくなってしまうよ?
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