冷たいイケメンさん

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「沙帆ー♪ 7限目のLHR、 文化祭のこと決めるって!」 一緒にいる友達のなかでも とりわけ仲の良い子、 厚木 朱雨(アツギ スウ)が 笑顔で話しかけてくる。 「あ、そうなのー? 何がいっかなー」 「沙帆の一発芸大会!」 「お、やっちゃうか」 冗談を交えて話していると 周りのこたちも乗り出す。 「イケメン喫茶でしょ♪♪」 その言葉を聞いて 私は周りを見回す。 「……いけめんん?」 私は苦笑しながら さりげなくイケメンを否定。 「や、うちのクラス結構レベル高いよ! とくに三宅くんなんてさあ♪♪」
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