開戦

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確かに5機は撃墜されたが、1機だけ見事なクルビットでミサイルから逃れたやつがいた。それは… 金少尉 「はぁはぁ、いきなりミサイルかよ。管制塔からの話だと日本のステルスらしいな。クソっ!委員会のやつが新型の為の予算を増やしていたら今頃完成していたのに。Migー23でもステルスに負けないような闘いをしてやる!」 片岡 「なんか、99式が一つ外れたみたいですね。隊長はキャットと残りの二機を潰して下さい。俺が生き残りを潰します。」 尾形 「今、後から上がってきた4機のうち2機をアウトレンジで撃墜しました。残りはMigー21(笑)だったのであと五分で終わります。この程度だったら爆撃機隊もステルスだし素通りでOKだったんじゃあないですか?」 高見 「まあ、念の為と上が心神での実戦データが欲しかったんだろ。まだ終わってないんだから、気を抜くなよ。」 尾形・片岡・市川 「了解!」 それから5分後 無線 <敵のミサイルだ!!避けられない!チャフが効かない!助けてくれ!アァーーーーーーーーー!!!> バァンと大きく平壌防空隊機が北朝鮮上空ではじけた。それも4機がほとんど同時にだ。 高見 「こちらバード、敵機を撃墜した。各員どうだ?」 尾形 「こちらも撃墜した。」 市川 「私もです。」 片岡 「くっミサイルがロックオンできないっ!」 高見 「ガクどうした?応援はいるか?」 片岡 「あっ追い越していまった。バルカンだ…!」 このとき、片岡が先程の金少尉の乗機を追い回していたとき、金が急激な減速を行った為に片岡が反応仕切れず、金の後ろにいた片岡が金の前に出てしまった形だ。いつの時代でも同じなのだが人間は余裕綽々のところでミスすると立ち直りにくい。ましてや今はコンマ1秒で生死が別れる空戦。どうする片岡!
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