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「ねぇねぇ要!」
部屋のドアが突然、開いたと思ったら怜兄が飛び込んできた。
「れ、怜兄?」
「バレンタインだよっもう少しでさ!」
突然、入って来たと思ったら何を言い出すんだ怜兄?
「う、うん・・・そうだけど」
「でっ要は誰かに渡さないの?」
は?
「ちょっと待って怜兄!落ち着いて・・・」
「僕は落ち着いてるけど?」
「普通、バレンタインは女の子が男に渡す日なんだけど?」
「うん、知ってる」
当然と言わんばかりに怜兄はそう言った。
何を考えているんだ・・・?
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