最強とニートと落ちこぼれ

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それは、誕生日の翌日の事だった。 「ワハハハ、コレから属性検査をするぞ。レイ、準備をしなさい」 「はい、父上」 属性検査。 この国では、全国民が義務付けられてる、国民調査みたいなものと考えて貰っていい。 属性には、火、水、土、風、 そして光と闇がある。 強さや順位もあるが、関係ないので飛ばそう。 「我がライト家の長男なんだから、計るまでも無く光なんだがな。ワハハハ」 「頑張ります」 ワクワクを抑えながら、僕は機械に手を触れる。 『読み込み中』 無機質な声が耳に響き、僕は突然、怖くなった。 汗や震えが止まらない。 嫌な予感がする。 『測定完了。アナタの属性は―――』 嫌な予感は的中し 無情にも機械音声は響いた。 『――“闇属性”です』 「ワハハハ…は?え?ウソ?」 阿呆の子みたいに笑っていた父も、笑いを止め、戸惑いながら聞き返した。 僕もプレッシャーに押し潰されそうな感覚に陥いる。 『闇属性の判定が出ました』 父は顔を青くしながら、呆然としていたのだった。
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