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「火は、使い方間違えれば、人を殺す力を持っとる…。
しかし、人類は火を分化の中から捨てへんかった。何でや?」
そりゃ、役に立つからじゃ…
「そりゃ、みんなが火を必要としたからや」
「…………」
「火だって凶暴な力や。けど、人々は火をちゃんと“守る為”に使ったから捨てへんかったんや」
身振り素振りで少年は表す。
「闇やって、人を守る為に使えば、いつかみんな理解してくれるとワイはそう思うねん」
だから、と言って付け足す。
「そんな、世の中の悲しみと不幸をごった煮にしたような顔すんなや」
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