病床にて

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病床にて

どんなに君が明日を夢見ても 明るい光は注がない 過ぎ去る街が どれだけ君に温かくても 何も変わらない 日捲りカレンダーの様に 同じ様で違うノスタルジア 何度も鳴り続ける呼鈴に 僕等 耳も貸さなかったね 変わらない季節をひとり 一身に感じても 満たされる事は無い 色褪せたサイコロを振って 誰かの想いに身を委せても 何も感じない だって 僕達はまだ 生まれていないんだから      
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